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人材再生(企業のケース)

  

企業に勤められている40代男性が、中間管理職に昇任したところ仕事に行き詰まり、うつ状態になって欠勤が増え将来が不安に。心配された同僚の方と奥様が、ご本人を連れてこちらに相談に来られました。

 

ご本人は、育ちの良い方で学生時代も特に大きな問題はなかったとのことでした。しかし、よくお話しを聞くと学生時代から記憶が不安定で、人一倍努力をされて頑張ってきたことも分かりました。

 

 例えば、学生時代は苦手科目の国語と英語は独特の勉強方法で克服したり、社会人となってからも仕事を独自のやり方で、工夫して対応していたとのことでした。いろいろなお話の内容から認知能力に課題がある可能性が高いことをお伝えすると、ご本人が希望されたのでBSTPコンサルティングサービスを提供することになりました。

 

詳しくご本人の問題点を探していくと、やはり認知能力的な課題が見つかりました。それは、視覚的-運動協応の能力に問題があり、複数の情報を処理することが、かなり苦手であるというものでした。これでは中間管理職のような様々な情報を処理し、調整するポストをこなしていくのはこれからも難しいでしょう。

 

そこで、この発見された課題に対するプログラムを策定し、サービスを実施すると、6か月ほど経過したところで改善効果か出てきました。それまで、苦労していた物事の優先順位の付け方や、人の会話が整理して聞けるようになってきたと喜んでおられました。

1年間のコンサルティングでしたが、プログラムを計画通り真摯にこなされたこともあり、認知上の課題が改善し、現在は元気に中間管理職として活躍しておられます。

 

このように、認知レベルまで深く掘り下げて社会不適応上の問題を発見することができれば、改善は可能です。自分の問題から逃げずに深く向き合う姿勢と勇気があれば、人生行路上派生する様々なリスクは克服できます。