30年以上の研究実践がベースに
弊社代表は、30年以上にわたって学習障害を中心とした社会不適応についての研究と実践を行ってきています。少年院現場での実務経験から、「少年たちの社会不適応の要因として学習障害や発達障害が影響しているのではないか」という問題意識からこの研究が始まっています。
発達に課題を抱えるという視点へ
代表は、長年の研究実践の中から「あるタイプの学習障害や発達障害、精神障害と診断されていても、その困難さの改善が可能である」ことを発見しています。
しかし実際は、学習障害や発達障害などの困難さを改善できても、認知や言葉の意味等が根底から変化するため、社会適応のための特別なプログラムや働きかけ等が必要となるのです。ただ、コストはかかるものの、改善可能性があることから、学習障害や発達障害も社会不適応のリスク要因の一つに過ぎないといえるのです。
いわゆる発達障害の症状とされる読み書きの困難や社会性の問題はタイプによっては改善可能ですので、私たちは「発達に課題を抱える」という視点で彼らの問題をとらえるようになっていきました。
読み書き困難(学習障害)などは社会不適応の一つの要因にすぎない
薫化舎コンサルタンツでは、学習障害や発達障害は、あくまでも社会適応上の問題の一つとして考えています。弊社では、読み書き等の様々な困難を克服できるソリューション技術を有していて、改善することが可能なケースもあるからです。しかし、このソリューション技術は、学際的な知識を必要としますので習得に時間がかかります。今後、日本認知リフレーミング協会を設立して、技術を正しく社会に還元していきたいと考えています。